気持ちのいい牌姿、というのが確かにある。
勿論、どんな牌姿を気持ちいいと思うかは人それぞれで、ある打ち手が気持ちいいと感じる牌姿であっても彼以外の全員がその牌姿に対してそんな風に感じるかどうかはわからんけれども、まぁ、各個人によっては、そう感じてしまうような牌姿はある。
赤が三枚も入っていたり、配牌で十一種類もの么九字牌があったり、三元牌が三つとも暗刻だったりするような牌姿はたぶん誰にとっても気持ちいいものだろうけど(いや、こんなのは気持ちいいというのとはちと違うかな、マジックなだけか)、そんなのとは違って、最初からある程度の意志を持って手牌を進めていくうちに、何ともまぁ、本当に気持ちのいい形になってしまったような、そんな牌姿というのは確かにあって、それの代表的なのが「黄金の一向聴」と呼ばれる一向聴形だ。
黄金の一向聴というのは、一気通貫と三色同順の両方が望める一向聴形のことだけど、誰がこんな言い方を始めたのかアタキは知らないが、何となく、マルな言い方だろうと思ってる。
んなのが代表的なもので、今回はこの「黄金の一向聴」の色々についての考察だ。
おおっ、何か久しぶりの真面目な考察モノだけど、今、これを書いてる現在、結論なんて考えてないので、途中でオチャラケに化けるかもしれん。
自分でも楽しみだ。